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まずは下書きです。高田の場合大体はまずレイヤー0に身体とかの大まかなラインを描き始め、服とかをレイヤー1に描きます。そして服に隠れて要らなくなった身体の線を消してレイヤー1に統合します。 今回は服は黒でべた塗りと最初に決めて掛かっているので別に身体のラインが消えていようが何だろうが構った事では無いので面倒だとばかりに一緒に統合しちゃっていますが(笑) 主線有りの絵の場合は後はなぞれば好いだけで済むように、もっときっちり描きます。そして主線の色を此の後、黒を逆マスクして主線をピンクとかに変えます(水彩で線を引く時に色が濃いと見えないので)。 |
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仕上がり絵の主線の有無に限らず下書きは所詮ガイドラインですので薄く薄く、自分の見えるぎりぎりの所迄、消し四角で消していきます。この時のアルファ値は最初は250位で後は245とかで微調整を其れこそ適当にしていきます。 |
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ホラー第一弾です。微妙に雨の日の硝子越しに見た化け物に見えてきます。此れでうっ…と来た方は此れ以上スクロールバーを下げないでブラウザバックする事を強くお薦めします(笑)ちなみに描いている本人は描いている時は余程集中しているのか全く氣にも止めて居ないのですが改めてこういう頁を作る際に普段は見ない途中課程を見るとうっときます。と云うかその事実に此の絵を編集していて初めて気付きました(笑) 主線の有る絵も無い絵も兎に角何処かで水彩を使うなら基本は塗り潰しです。何も無い所に最初からちょっとずつ水彩を乗せて行こうとすると色ムラが出やすいからなんですが此処は一発アルファ値255でどーんと景気良く何も無い方のレイヤー0を塗り潰します。 主線有りの絵の場合は髪や顏等部分的に分けて其れに合わせた色でちょっとずつ塗り潰します。 主線無しの絵の場合、人の好みは人それぞれなのですが高田の場合は暗過ぎず、明る過ぎずで、ハイライト部分と影の部分の中間点位を目安に適当に塗ります。別に濃い目に塗り潰したら描き足すハイライト部分が増えて、薄い目に塗り潰せば逆になるだけの事なので考え過ぎず行きます。 レイヤー0の方に大まかに肌で特に出っ張っていそうな所を中心に一番明るい色を乗せます。顏の造作とかは後で出しますのでまずは明るい色。取り敢えずTゾーンと頬、後ちょこっとアルファ値を下げて口辺りも塗っておいて下されば大体はオケーイです。 |
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ホラー画像第二弾…。既に棺桶に入った死人の形相と云いましょうか…髪の毛がなまじっかラインが見えているのが悪いのか…夢に出て来そうで頁を作っている高田としても涙が出そうです(涙) と云う事で影を描き足して行きます。陰影が見えづらい事と、後で此の下書き線画は消さないでそのまま統合する事も相俟って更に鉛筆線を薄くしました。 単純に今回は真っ正面から光りが当たっている事にしているので、其れを意識します。塗り潰した色よりも若干濃い目の色を取って、顏の回りを塗っていきます。次に目の窪みや頬の下、鼻の脇を縫っていきます。鼻の下と目頭、顎と首の境辺りは特に濃い目に塗っておくと顏の造作が暈けないのでお薦めです。 目の窪みが大体左右対称気味に塗れているとガイドラインはそっちのけでもあんまり酷い崩れは生じませんので注意して塗ります。此処ではそんなに細かく描かずに適当に瞼や睫、黒目と白目の区別が付けば良しとします。 脣はまず薄く口の中心ラインを塗り、其の両際を少し濃い目の影を点のように入れます。上唇の凹凸を意識して中心のV字の所を最も濃い色で塗ります。下唇と顎のラインは上下の弧の組み合わせとして入れて特に脣との際を目立たせると好い感じです。上唇は若干濃い目で形をなぞるように塗ります。仕上げに上唇の上辺の真ん中辺りを1pxの濃い目の色で引くのが好きだったり。 首とかは後で更に黒くしようかなーとか思いつつ取り敢えず暗めの色で塗り潰してしまいました。 |
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顏を書き込みます。此処で顏を拡大。拡大機能を使うとバランスがより一層崩れやすくなる為、主線無しの時には拡大するのは此処位なものです…。 輪郭が随分とぼっちゃりしていたので更に濃い色を持ち出しまして特に頬の脇を塗り潰します。はみ出ようが何だろうがどうせ後で髪で塗り潰してしまうのでお構いなし。 いくら何でも目がべた塗りのままでは怖いので目に明るい色を差します。ここら辺はアルファ値210~235辺りで塗っていきます。睫とか細かい部分も此処で更に濃い目に描きます(最終調整はもっと後の方でしますが…)。 自分で描いていて云うのもなんですが…濃い顏付きですよね…。1コマ目の下書きの時とは比べ物にならないと云うか…(苦笑) |
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今度は半端に髪の毛が描かれているせいか、殺されてコンクリートの壁に部分的に埋め込まれた人に見えてしまう自分が痛いですが、やっぱり本人描いている最中は何も気付いていません。 取り敢えず雪は白くしましょうか、とか云って水彩のサイズを最大に、アルファ値はデフォルトの儘で円を描くようにぐるんぐるんと回りを塗っていきました。本当は雪の資料でもあったらなーとか思っていたんですが無かったんで適当(酷っ)取り敢えず他の色で塗り潰す予定のある所をちょっとカバーする程度の範囲で塗ります。 首の影に埋もれた襟を白で起こします。リボンタイの影も適当にがしがし入れます。そしてリボンタイの形をジャケットを黒で塗り潰す(太さは6px位でアルファ値は245~250)事で作っていきます。雪との境も然り。 さーて何時までもツルッパゲでも何か哀れですし、濃い目の色を取り、3~4px辺りに設置、アルファ値は240~250で塗ります。一番濃い色は後で1~2pxで仕上げるので此処は取り敢えず一番濃い色よりも一歩手前辺りで。 あっちこっち手を出し乍ら塗っているのでどうも何処もかしこも半端で汚いですが氣にしない。よっぽどの事が無ければ誰もアニメーションなんか見ないし!! こういう絵を描いていて、何を失敗すると一番痛いのか、と云えば「鼻」だと思います。取り分け…鼻孔と鼻口、ぶっちゃけ鼻の穴。鼻先とその両脇3点にハイライトをちょこーんと足します。取り敢えず、コイツには鼻の穴が有るのよとアピール出来れば其れで好いです(酷) |
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上の通りに髪の毛を足していって塗っていきまして…。ふとそういやジャケットの中からちょろっとシャツの袖(フリルっぽいの)を出すような下書きをしていなかったっけか…。とか思い出したかのように袖の所に描き足してみたり。どうせ影は後で足すんだし、と真っ白に塗り潰す気力も無いようです。 其の割にちょっとリボンタイののっぺり具合が氣になってちょこっと影を足してみちゃったり(順番がなってなくてすいませ…っ) 髪の毛も生え際がこのままでは危ないのできっちり描き込みます(年齢的にこんなに広いおでこをさせる氣は毛頭ありません) |
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顏とかに氣を取られていてすっかり描いた事を忘れ去られていたかのような手に濃い色でさっくりと影を足します(顏以外のパーツがどうもおざなりになっていまう傾向は好くないと自覚はしているんですが/汗)。 ざっくりと袖に影を付け一部だけ「ぼかし」を入れます。主線無しは特にメリハリが無くなると辛いので暈かし機能は出来るなら使いたくないのですが…やっぱり楽なんで(笑) 気付けば花が…描き終わっています。しかし至って適当なもので3=4pxの水彩をアルファ値240辺りでアウトラインをぐりぐり塗って塗り潰します後はちょっと2色程更に濃いいろを作って影を付けます。何か花弁が全部くっ付いてしまって何が何だか謎の物体になってしまったので白を取り出し、1pxのアルファ値230辺りで一部だけ光なんか入れちゃったりして。一個じゃ寂しいけどいくつも描いたら |
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大まかに出来たんで微調整に入ります。と云う事でまず目です。高田は何を置いても目を掻くのが大好きです。目が描きたいばかりに人物のアップばっかです。本当はこんな塗ったんだか塗らないんだか判らないような小さい目は好きでは有りません(云っちゃった)。顏全体が色的にも濃くなっているので目なんか強調し過ぎたかな、程度で釣り合います。って事で目の回りの瞼やら色が濃くなっています。この時のポイントとしては目頭側の瞼辺りを三角形を意識して影を付けると案外簡単乍ら其れなりに見えたりとかして(下図参照)。 ![]() 後面白いのは薄くホワイトを1pxで描いた睫に掛からないよう別に描き足すと睫が凄い強調されるので特に女の人とか描く時になんかお薦めです。只、一般的観点から云わせて頂きますと…今有る絵よりも更に顏の濃さがアップします(高田は氣にせず男だろうが何だろうが描いちゃいますケ…ド…)。一応今回は雪に埋まっているし、セブ(だったんですよ!!)だしでそんなに際立たせたい訳では無かったので例外的にホワイト睫は入っていません。 |
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アニメーションからは体のバランス取りに苦労して様が滲み出ている… |